無気力や憂鬱のレベルに落ち込むのは
自分自身のマインドがそうさせているという話を
してきました。
それ以外にも、
未解決の、過去に経験したトラウマの残存が
無気力や憂鬱のレベルに自分を追い込んでいる可能性もあるとのことです。
マインドは、過去に経験したトラウマを
もう一度体験させようとして、未来にそれを投影します。
これは自分が意識していないのに発生するものでありますから
マインドとはそういう厄介なことをしてくれる…
ということをきちんと認識しておく必要があります。
ではこの場合の対処法は、やはり手放しということになります。
感情の複合体を見る
↓
それを構成部分に分解する
↓
ネガティブなものを取り除く
ポジティブなものへの抵抗を手放す
↓
将来への見通しが変わる
ポイントは、過去のトラウマについて、どう扱ったらいいのか
わからないまま今まで過ごしてきただけのことであって、
そのことについて自分を責める必要はないのだということです。
ここで誰のせいとかかれのせいとか考えだすと
しまいにエゴが「いや、お前=自分のせいw」
という信念を持ち出し、今度は罪悪感に苦しむことになります。
将来への見通しが変わる とは、
過去の出来事を発見・学習・成長のネタにできる ということです。
例えば離婚のトラウマを癒す際には
こんな質問が使える、とのことです。
- そのトラウマのためにどれだけの感情的犠牲を払うつもりでいるのか
- 当初のカルマの傾向について(そういう出来事が起きやすい人生を予め選んでいるかもしれない)
- どれほど相手や状況を非難すれば気が済むのか
- そのトラウマを呼び出して終わらせる時間はあるか(他人と一緒にいるとかなりやりづらい)
- どれくらい、その苦しみにもがいているつもりでいるのか
- 他人の過ちのためにどれくらい犠牲を払うつもりでいるのか
- どれくらい罪悪感を感じれば、どれくらい自分自身を処罰すれば気が済むのか
- いつ、自分は自己処罰からの「秘密の喜び」を手放すつもりでいるのか
どこかの先生みたいですが
「いつ手放すの!? 今でしょ!!」
的な感じです。
特に、自己処罰(罪悪感)は様々なトラブルを呼び起こします。
これは、上記のような情報が日常的にあまりにも不足しているのが
原因であり、そのことについて恥じることはない…と
博士の著書でも述べられています。
特に日本ではこの手の話はものすごく敬遠される傾向にありますからね。
無気力と憂鬱の話はいったんここで区切らせていただきます。
博士の教えはSelfの本質とか意識の法則とかを
一度説明してからまた感情の各項目に戻る、を
繰り返すことで理解が増していきます。
なので近いうちにまたご紹介することになります。
次回より、「悲しみ」について博士の著書をもとに
説明していきます。