前回記事に引き続き、「受容」というレベルにある人の特徴です。
- 「自分がやっている」という先入観の減少(何かに導かれている という感覚が増えてくる)
- 「あり方」に意識が向く
- 我々の内側にある優しさと慈愛の能力が完成してくる
- ネガティブな感情が発する可能性はまだあるがかなり減ってきており、これまでよりも非常に簡単に処理が可能
- 日常活動が楽になる。そのため、日常のことをほとんど気にしなくなる。
博士はまた、次のように言っています。
このレベルの特徴として大きなものは、我々自身の意識の責任を引き受けるようになることです。ここでは、霊的・精神的な事項が重要になってくるため、方法は違えど瞑想、内観、宗教的施設への礼拝(特定の宗教を信じている人のみ)に重点を置くようになります。
つまり、今目の前にある現象は自分の心が引き起こしたもの、「目に見えていることは自分自身の内面の投影だ」と認識するようになるのがこのレベルの特徴です。
全てのネガティブな感情が自分自身の問題だという意識があるため、解決のために外側に原因を探しません。
世界は調和がとれているとこのレベルで感じられるようになる、という理由は、そこにあります。
自分自身の意識を成長させること、つまり自分の意識そのものの質を向上させることに重点が置かれます。
もっと言えば、「何をしているのか」ではなく「何を目指しているのか」が重要になるレベルです。
またこのレベルにおいては、自分自身が健康であることについて強い決意があります。
健康問題を心理的/感情的/精神的なレベルでの問題と捉えるようになり、それを解決するにはどうしたらよいか? と探し求めて発見するようになります。