いきおいスピリチュアルな切り口で話をする予定なので抵抗を感じる方も多いかもしれません。
人間を動かすもの…といったら語弊があるかもしれませんが、人間の構造としては身体/マインド/魂(スピリット)の3つがあります。
そのほかに、地球上に漂う集合意識として、エゴがあります。(ただし、エゴは、スピリットから認識されることはなく幻とされています。)
時々このブログでも「エゴ」「マインド」という言葉が出てきますので、今回敢えてご紹介しておきます。
エゴというものはとてつもない悪者…といったら語弊がありますが、ネガティブな感情の発信源であり、人間に制限をかける正体でもあります。
ただ、スピリチュアルな話でいくと、本来「エゴは存在しない」となります。
人間はこの世にいる間、本来は存在しないものに振り回されているため、それを超越するのが仕事の一つ…とでもいえばわかりやすいかもしれません。
ここをあまり長々と説明してしまうとドツボにはまるので、この程度としておきます。
それで人間の構成要素3つの中にご紹介した「マインド」ですが、非常にエゴに振り回されやすい性質があります。
どちらも、「自分は神だ」「自分の決定が全てを動かしている」と思いたがる性質がありますので、手放しとかサレンダーとか言われると、自分じゃないものが決定権を握ったような気がして悔しくてたまらないのです。
エゴとマインドは結託しやすいという性質があります。マインドも実はネガティブなものが大好きなのです。
霊的にレベルが高いものについて、エゴやマインドは特に反発し、無視する傾向があります。手放しのテクニックについてもそうです。
エゴはまるっきりの役立たずであるために、本当の功労者の功績を認めたくないのです。
会社や学校でも、いい成績を残した同級生や同僚を悪く言って妬み、「そんなやつよりも俺の方がすごい」と遠吠えする人が必ずいますね。
エゴってあんな感じです。
というか、妬みの発信源こそがエゴそのものなのですが。
だからそんなエゴを乗り越えるためにネガティブな感情の手放しを行わなければならないんだ、と博士は話しています。
エゴの産物であるネガティブな感情を放り投げ、エゴというネガティブの正体を見抜いて暴くことが必要だ、と。
これが、人間がネガティブな刷り込み・思い込みをいとも簡単に受け入れてしまうゆえんです。
また、人間は、人のよい噂よりも悪い噂を簡単に信じる傾向がありますが、これもマインドの性質ゆえです。
こうしてエゴやマインドの正体?をあばく記事の執筆中、うちのMacbookは何度も誤変換を起こします(苦笑)
エゴが、「そんな記事書かせるかぁ!!」と妨害しているかのようです。
そんなことあるか、とツッコミを受けるかもしれませんが、エゴというものはそれくらいの妨害は平気でするものなのです。
もしかすると、このブログをお読みになって手放しを繰り返して、人生がいい方向に行った…という方も今後出てくるかもしれません。
そのとき、当時車を買ったら人生がいい方向に行ったからこの車のおかげだとか、彼女ができてから人生いい方向に行ったから彼女が…、とか、あの時あの神社に参拝してから人生よくなった、とかいう方向に目が向くかもしれません。
ですが、それが、エゴの「シカト技術」です。
エゴはいつでも、姿かたちを変えて、真実ではない別の方向に目を向けさせて、人間の霊的成長の足を引っ張ろうとします。
これは、筆者自身も、本当に気をつけなくてはならないなあと思っています。
本日の参考文献はこちら。

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