筆者の手元にはデヴィッド・R・ホーキンズ博士の著書「Letting Go」の記述についてまとめたノートがあり、ちょうど100ページ弱の大学ノート2冊程度になっているのですが、今パラパラとめくってみたらこんなメモが出てきました。
自分を責めるとそれが世界に無限に投影され、他者からの非難となって現実化する。
そのことによって、罪悪感や内なる小ささ(=自分には価値がないんだ…と思うこと)の感情が更に増加する。
罪悪感は無限ループするということです。
そして自尊感情が低くなるとどうなるか、
自分や他人に対する批判が増える。
絶え間ない競争、比較、分析、軽蔑、知性化(左脳で考えちゃうこと)、疑惑、復讐の幻想にさいなまれる。
それらが更に度が進むと、無気力無関心、絶望、犠牲感情が再発する。
よって「隠さなければならない自分」がますます増えるのでなおのこと世界から疎外されるようになる。
「隠さなければならない自分」!
虚勢を張ってる人や第三者には言えないやましいことを抱えている人からするとどきっとする言い回しかもしれません。
その、やましいことを曝けだせとは博士は言っていません。
ただ、「手放せ」とは言っています。
太陽の光に消えていく霧のごとく、やましいことを拒絶・抵抗するのではなく、手放すのです。
実は筆者自身も、上記の「罪悪感のループ」から脱出すべく、このブログを書きつつ手放しを繰り返しております。
しかし、手放そうとすると、まるで飼い主に叱られるのを予期した犬のごとく、サッと見えなくなってしまうのが、ネガティブ性の性質なのです。
ネガティブというより、エゴそのものの性質がそうなのですが。(正体がバレると自分が消されてしまうので)
そして、ほっと一息ついたときに、突如マインドの中からコンニチハしてくるのが罪悪感の感情なのです。
筆者が特に罪悪感を感じるのは、お金を使うとき(それも高級なものを所持・使用するとき)が多いです。「あら、立派な車に乗ってますね」と言われると恥じ入ってしまう、というように。
言い訳をするならば筆者の幼少時代の家庭環境にヒントがあるのですが、第三者から見ると変としか言いようがないかもしれません。ちゃんと仕事して結果を出してるのだからいいじゃないか、と。
そんなわけで手放しの旅は続きます。
が、手放しをする癖をつけておくと、そのうちスムーズに行くようになるものと思われます。
本日の参考文献はこちら。

Letting Go: The Pathway of Surrender
- 作者: David R. Hawkins M.D. Ph.D
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