断っておきますが、ここでいう「平和」とはいわゆる世界平和のことではなく、人間一人一人の心の中についての「平和」のことです。
この領域を言葉で表現するのは非常に難しい部分があります。
ですが、ネガティブ=破壊的な感情と、各種信念体系(様々な思い込みのこと。親や教師など他者に刷り込まれたものもあれば自分で作ってしまったものもある)を全て手放した状態を続けていくとこの状態を体験する頻度が増えていきます。
平和は、もともと、我々一人一人の中に存在します。
普段は、エゴ&マインドによって覆い隠されているだけです。
平和のレベルに到達すると、我々はもはや世界の犠牲者ではなくなる、とホーキンズ博士は言っています。
世界によって刷り込まれた各種信念体系も手放している状態ですから、いわば「催眠術から解けた状態」であり、人間を支配しようとする輩の言いなりにならなくなるのは当然の流れです。
つまり、世界というものは実はなんなのか、その真実(正体)と我々の正体を垣間見ることができます。
多くの「謎解き」ができるのもこのレベルです。
平和のレベルに一度でも到達すると、何が何でもそのレベルで居続けたい…と思う人は、多い…はずです。
実はこの領域を好まない、といいますか、「居心地が悪い」という人も中にはいるのです。
そういう方は、まだまだ意識のマップ下位レベルの状態を味わい切ってない、あるいはカルマ的な理由でまだ人間卒業ってわけにはいかない、という方と思われます。
そういう方はそういう方で霊的にやるべきこと(そのネガティブな状態を味わい切って手放すこと)がありますから、他者がとやかくいうことではありません。
手放しとサレンダーは、人間の本質を明らかにする仕組みです。
感情をサレンダーするということは、エゴが作り出したものをサレンダー=手放しを行うという意味になります。
この領域に到達すると、神は「全てに存在するもの」と認識するようになります。
また、自分のことを「完璧」と思うようになり、罪悪感からは完全に抜け出た状態となります。
いわばマウント合戦を見てもどうとも感じない状態になります。マウントしたいとも思わないし、それらが好きな面々と貴重な時間を使って一緒にいる必要もない。
そんな感じです。
おっと、このレベルでは、時間や空間の概念がなくなっていくのも特徴です。
自分のことを身体と思わなくなる、という言い方になりますが、身体に関する心配ごとは気にならなくなります。
本日の参考文献はこちら。

Letting Go: The Pathway of Surrender
- 作者: David R., M.D., Ph.D. Hawkins
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