ホーキンズ博士の本「Letting Go」には、自己修復のプロセスを促進する基本原則が紹介されています。
「思考は物であり、エネルギーと形をもっている。」
エネルギーにはポジティブな方向のものとネガティブな方向のものがある、という話は何度もこのブログで触れております。
ポジティブなものとは、人間を育み、サポートするもの。
ネガティブなものとは、人間をサポートせず、破壊するもの。
つまり、
「単に思っているだけ」
と思っていても、その思考(何も手を入れていなければ人間の感情はたいていネガティブですからそこから生まれた思考も人間をサポートせず破壊的です)が実は、自分自身にも影響を及ぼすし周囲にも悪影響を及ぼすことがあるということです。
これは、自分の思考、もっと言えばそれを生み出すもととなっている感情にも責任を持たなければならないということを意味しています。
これと平行して、もう一つ重要な基本原則をご紹介します。
「その思考と感情を持つマインドは身体を制御する。よって、身体を癒すためには、思考や感情を変える必要がある。」
マインドとは要は自分が考えているところ(あえて「もの」とは言わない)だと思ってもらうとわかりやすいかとは思いますが、マインドそのものの意識レベルは400であり、身体の意識レベルは200です。
マインドが身体に影響を及ぼし、身体はほぼマインドの言うがままにしかならない というのがこの原則の言いたいところです。
訓練されていないマインドは簡単にエゴとくっついてしまいます。そんなマインドから発せられる感情や思考は身体を蝕んでいくのだということです。
原因不明の病気や、「酒やタバコをやめられない」という状態は、まずは己の感情や思考としっかり向き合うことが必要だ、ということです。
本日の参考文献はこちら。

Letting Go: The Pathway of Surrender
- 作者: David R. Hawkins M.D. Ph.D
- 出版社/メーカー: Hay House Inc.
- 発売日: 2014/01/15
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