東日本大震災の被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々にお悔やみ申し上げます。
筆者は8年前の今日、現在の事務所の一つ前のところに移転してから初めて仕事がない1日となったため、午前中から事務所中を磨いていたところでした。
さて部屋も机もキレイになったな…と思ったところに、緊急地震速報そして3分近い大きな揺れを体験したのです。
簡単な防災対策を一つだけ。背の高い家具は即座に固定するとともに、底が分厚い靴を手が届きやすい場所に用意しましょう。
このとき、筆者の旧事務所は、ガラスの破片だらけになったのです…。
震災後、近隣の市町村では自殺が相次ぎました。
これは、無理もないことと思われます。
被災者向け相談員として現地入りしたとき、年金と再雇用の相談に見えられた方に、20回くらい「あなたは仕事があっていいわね」と言われたものです。
しかしその数か月後、現地は圧倒的な人手不足となりました。
事業再開した企業の数に比べて避難者が多すぎて、地元の人では戦力が足りないという事態が発生したのです。
心の復興具合は傍目に見えませんしその方によって大きく異なるという印象があります。
もし、「自分だけが生き残った」「家族を助けてやれなかった」ことで罪悪感を感じているのなら、その罪悪感を手放すのが先です。
あなたが生き残って悪い、という理由は何一つありません。
「すでに生きがいがない」「何を目標に生きたらいいのかわからない」と絶望感を抱いているならその絶望感をも手放すのが先です。
人間は、最後の最後まで「経験をするため」「霊的成長をするため」に、地上に降りてきています。
やることは必ずあるのです。
家族や故郷を失った悲しみは、感じ切って手放すのです。
思うようにならない怒りは建設的に利用するのです。
ネガティブな感情は、そう感じている自分を客観的に見つめて、手放すのです。
間違っても、それらをやり切らない状態で「自ら命を絶つ」ようなことだけは避けたいものです。
意識レベルを上げた状態でスピリットに戻る重要性について次回記事でご紹介します。