ホーキンズ博士は、このことについてまず「間違った謙虚さを手放せ」と話しています。
間違った謙虚さ というのはなかなか興味深い話です。
数ヶ月前まで取り上げていた書籍「Letting Go」では、間違った謙虚さは謙虚さを装った傲慢さである(自分はこれだけ謙虚にしてるんだぞ!どうだ偉いだろ!的な態度)とされています。
「Healing and Recovery」においては、「癒し」がテーマであることから、
「自分を傷つけ価値を下げるだけの思い込み」
が間違った謙虚さの具体例として挙がっています。
自分はあんまり頭良くない。
自分の字は汚い。
自分は痩せてる人と同じ量しか食べてないのに太る。
などなど。
どちらかというと自己卑下に近いニュアンスになっています。
筆者の個人的見解ですが、実際に「そんなことないでしょう? あなたそんなに能力ないの?」と言いたくなる方ほど、こうした自己卑下にも近い自己批判を繰り返す傾向にあるように思われます。
逆に…、「もっと自己分析して自分の実力磨いてくださいねw」な方ほど、自分の能力を正確に把握する能力に欠けているため、増上慢になる傾向があるように思われます。…「自分は素晴らしい」の思い込みが本人のエネルギーフィールドを高いところに引き上げるため、本当に思った通りの人物に化けてしまうことも往々にしてありますが…
マインドに留められたことは現実化しやすいため、我々は、普段自分についてどんな思いを抱いているのか、注意深く、忍耐強く見る必要があります。
そして、ネガティブな表現が浮かんだら、それを放棄しなければなりません。
そうしないと、その思い込みを実現化すべく世界が動いてしまうからです。
本日の参考文献はこちら。

Healing and Recovery (English Edition)
- 作者: David R. Hawkins
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