筆者はこの頃フェイスブックを見なくなったのですが、昨年までは、やれ中韓との関係がどうとか戦争についてとかしきりに記事をシェアする人が目についたものです。
さて、戦争反対と叫ぶことが逆に戦争を誘発することにつながる、という話を聞いたことはないでしょうか。
引き寄せの法則から説明すると、「脳は1人称を理解できず、「戦争」という言葉だけが潜在意識に残るから」ということになります。
これはまあこれでそういうことになるのかもしれませんが、博士の見方からいうと、「他者を変えようとしてもうまくいかない」から戦争反対といっても戦争は全然なくならないのだということになります。
これは、アルコホリックアノニマスという、アルコール中毒からの回復を目指す自助グループの姿勢が参考になります。
アルコホリックアノニマスは、アルコール業界に対して販売自粛を求めたり販売反対運動を起こしたりはしません。
あくまで、「自分が」アルコールから卒業する、そこに焦点を当てています。
さらに言えば、アルコホリックアノニマスの12ステップといって基本姿勢があるのですが、その中には「自分が傷つけた人たちのリストを作り、彼らが望まない場合を除き、償いをすると決めた」という内容の宣言も入っているのです。
他の誰が酒を飲んで飲んだくれようが何をしようが、アルコホリックアノニマスには関係のない話なのです。
…と書くと「なんて冷たい団体だ」と息巻く人もいるようなのですが、アルコホリックアノニマスの意識レベルは540です。
他者に言動を強制しない。しかし、「アルコール中毒から立ち直りたい」という人を支える。根底にあるのは自由と愛であり、「他者の立場を尊重する」という考えがこの団体にはあるのです。
筆者も旧地域時代は(今でもですが)よく「早くお婿さんもらって結婚しなさいよ」などと言われたものですが、あれも考えてみれば他者への行動の強制であり、ましてや「その結婚によってDVやモラハラなど、霊的な障害をもたらしかねない事態が頻発したら君らは責任取ってくれるのか?」と思ったものです。旧地域は男尊女卑の地域で、高い確率でそのような結果が待っていることが予想されましたからね。
余計なお世話です。
本日の参考文献はこちら。

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