意識レベルの差はいったいどこから出てくるのか、というご質問も時折いただくのですが、人間であれば
「同じ出来事をどう感じるか、の差」
だとお話ししています。
意識のマップを再掲します。
特に、「感情」に注目です。
たとえば、「罪悪感」 の領域にある方は、何を見ても自分が責め立てられているように感じてしまいます。
新聞の記事を読んでも、外を歩いて通行人を見ても、です。
同じ電車に乗り合わせた女子高生グループが談笑しているのを見て、「自分が笑われてる、この電車に乗り合わせていることを非難されている」と感じてしまうのがそれです。
これを読んで、「は? なんという被害妄想…(汗)」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは「そんなことないよ、誰もあなたのことを笑わないよ」と慰めるかもしれません。
それでも当の本人にとっては真剣にそう思えて仕方がない、というのが、罪悪感 というレベルの特徴です。
また、たとえば「怒り」の領域にある方は、何を見ても自分がケンカを売られているように感じてしまいます。
新聞の記事を読んでも、外を歩いて通行人を見ても、です。
この領域にある人が上記のように電車に乗り合わせた女子高生が談笑しているのを見たら、「なんだ! 俺を見て笑うとは! 少し思い知らせてやる!」と考えてしまいかねません。
こんな人とうっかり電車で一緒だったら何をされるかわかりません。
でもこれが、何でもかんでも戦闘に持ち込みたくて仕方がない「怒り」の領域にある人の思考回路なのです。
これが、たとえば、愛の領域にある人ならば、電車の女子高生を見てもほほえましく感じることになります。
仲が良いのは、とても良いこと。いつまでも仲良く、幸せにね。楽しい思い出たくさん作ってね。
そんな感じです。
この領域にある人は、何を見てもそこに愛を見出すようになります。
意識のマップとは、そのようにして読み解きます。