ホーキンズ博士は著書の中で、無気力無関心の状態を乗り越えるにはどうしたらいいかについて以下のように説明しています。
「誰しも一時的に気分が落ち込んだり絶望を感じたりすることはあるが、それが人生を通じて(それだけ長期間)となると自分の人生の価値を否定するようになってしまう。また、パワーの源である神も否定するようになってしまう。
そうならないようにするには、というかその状態に陥ってしまったら、あとは意志しかない。無気力無関心・絶望の状態から這い上がりたい、助かりたいという意志のみが本人を救う」
ただしこの「意志」とは、「マインドに留められたことが現実化しやすい」の法則とは別に考える必要があります。
つまり、「絶望の状態から助かりたい、助かりたい」と個人的に思い続けても脱出はまず無理ということです。
博士は「聖なる力を借りることが必要だ」という趣旨の話をしています。
つまり、意識レベルの高いものに触れ続けること。霊的ワーク、とくに手放しを実践し続けること。
これを読むと恐れおののくかもしれませんが、もう、死んだ気になって自分のエゴもマインドも身体さえも神に預けてしまう くらいの気持ちが必要ということです。
だって、そのままでいても、いずれその意識レベルの低さによって自滅するのですから、思い切ってまずは自分の中にある恐れや罪悪感やその他ネガティブな感情を正視するところから始めるといいかもしれません。
正視して認識するだけでいいです。その状態では正視も認識もしたくないかもしれませんが、一つで構わないのでやってみてください。
そのネガティブさは「非個人的」なものであり、それを抱えている本人が悪いとかいうことにはなりません。
このことについては以下の記事が参考になると思います。
悟りの12ステップは次回に全文をご紹介します。

Transcending the Levels of Consciousness (English Edition)
- 作者: David R. Hawkins
- 出版社/メーカー: Veritas
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る