意識レベルの変遷(1~199)には一定の法則があります。
その前に、意識のマップを再掲します↓
意識レベルの最下層に位置する1~49までは、最もネガティブで破壊的であり、「世界は苦しみに満ちている」としか見えません。
意識レベル50~99の範囲もまた、ネガティブであってエネルギーが枯渇している状態であり、自分自身のエネルギーは萎縮しています。
意識レベルが100以上になるとやっと行動のためのエネルギーが出てくるといわれていますが、やっぱり、エネルギーはネガティブです。
(エネルギーはややあるんだけど、長期的にみると少しずつ貯金を食いつぶすかのようにエネルギーが減っていくという感じ)
特に、意識レベル150~199は、上記意識のマップを見ていただくとわかる通り、「怒り」と「傲慢さ」という名称になります。
この、「怒り」と「傲慢さ」は、ネガティブ性の中では非常にエネルギーがあります。
怒っている人のことを想像してみてください。
とにかく怖いけど、エネルギーはあるって感じですよね。放っておいたら怒りに任せて椅子の一つや二つ壊しそう。(で、実際に壊しちゃいますね)
たとえば、悲しみに暮れて椅子に腰かけて下を向いている人に、椅子の一つや二つ壊せと指示したって…できるわけない、というのが通常の答えです。
これが、怒りのエネルギーというものです。
ホーキンズ博士は、ネガティブな感情は自分の意識レベルを上昇させるために使え、と話しています。ネガティブをすべて避けて通ることはできないのです。ただし、いつまでもそこにとどまるな、と。
特に、怒りが自分の中で発生しているとき、特に昔のことでどうしても怒りが収まらないとき、それまで収縮していた自分の意識エネルギーが拡大しているときに発生する現象の一つが怒りである、とホーキンズ博士は指摘しています。
縮小から、拡大へ。これが、意識のマップを上昇するごとに見られるエネルギーの動きです。
だから、苦しみから立ち直る一つの過程が「怒り」です。(その次に「傲慢さ」に移ります)
しかし一度味わったら怒りも傲慢さも手放さないと、自分がそのネガティブ性に毒されてしまいます。
あたかも「返り血を浴びる」かのようです。