宇宙にあるすべてのものは「意識」、言ってみれば神から生まれていますが、我々の本体たる「魂」はその普遍意識の一部です。
もともとは今いる地球のように物質として認識できるわけではありません。
ちなみに地球という場所は、今いる人の中には「パラダイスだ」と思っている人もいるでしょうが、意識レベルは200程度、宇宙全体で考えると意識レベルは低い方になり、「地球は煉獄の一部である」という趣旨の話も博士はどこかでしていたと記憶しています。
我々がこうして生まれてくるのは、霊的成長のためなんですね。
しかし物質世界であるがゆえに、金とか異性とか、あるいは肉体がなければ楽しめないいろいろなことにばっかり目が向いちゃうんですね…。
その魂が、霊的成長の必要があるという理由で人間の胎児に入り込むことで、いずれ新生児としてこの世に生まれてきます。
魂が胎児の中に入り込む時期は概ね3ヶ月。それ以前の状態ではまだ入り込むことができないとのことです。
博士は、「胎児はのちの住民のために建てられた家のようなものである」としています。
もし、これが流産であったりあるいは人工中絶であったりということで新生児になれなかった場合はどうなるかと言いますと、魂は別の胎児を探すようになるようです。
そして、魂が胎児を選ぶときには、その両親、地域、その他もろもろ(それらをひっくるめて「環境」として表現します)も含めて、自分が解消すべきカルマを解消しうる、最適な環境を選んできます。
なので、「この両親のもとに生まれたら虐待で死ぬかもしれない」というのも、魂は薄々気が付いているものと思われます。
それでもなお敢えて苦難の道を選ぶのは、それがカルマだからです。
ネガティブなカルマを解消させるために敢えてその環境を選んでいる可能性もあります。
もっとも、人間は出生時に「エゴ」を強制的にダウンロードさせられるだけでなく、それまでに設定した目標を綺麗さっぱり忘れるという生来的欠陥があるため、「あれれ、こんなはずじゃなかった」となってしまうこともままあるようですが。
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