未だネガティブの領域に影響されやすいレベルとはいえ、勇気の領域に上がるということは、本人にとっては大きなプラスとなります。
このレベルにあがると、思いもよらないところから声がかかって条件の良い会社に転職、なんてこともままあります。
基本的に会社を長く経営できる人はたいていこのレベルにあります。
停滞が続く場合、自分のエネルギーフィールドがネガティブの領域になっていないか、自分がネガティブエネルギーに取り囲まれていないか、今一度チェックが必要になります。
ホーキンズ博士は、意識レベル200の臨界点に到達するための重要な鍵は、「個人の責任と説明責任」を受け入れることだ、としています。
これは、例えば、良いことは自分の手柄だとわめき立て、うまくいかないことはすべて外部や他者のせいにするという、犠牲者&加害者の仮説を作り出すことをやめるということを意味します。
これはエゴの性質がそうさせるため本人が悪くないといえば確かにそうなんですが、本人には、エゴに振り回されることなく霊的真実に沿った選択をするという責任があります。エゴを手なずけられなかった責任は取らなければならないのです。
んなもん、知らなかったもん!
それはそれでいいです、が、いつまでも「知らなかったもん」は通用しません。
1回目は許してもらえても、次はちゃんとエゴの性質をわかって手放しをやってね、という話になります。
いつまでも「できないできない」と喚いているばかりでは高次元も助けてくれなくなります。
勇気のレベルにあがった人は、たとえ震災ほか災害で何もかも失っても、また生活を再建する力があります。
(実際に、東日本大震災に関しても、全てを失ったにもかかわらず不死鳥のごとく復活を遂げた方々のエピソードは数え切れないほど存在します)
そして勇気のレベルの一番大きな脅威は、恐怖のエネルギー(これも自分の内側からくるものです)がもたらした自分に対する疑惑と失敗への恐怖です。
自分を疑うことと失敗への恐怖は、乗り越えられるべきであり、これを乗り越えようとすることこそが勇気のレベルの特徴です。
失敗の恐怖を克服するにはどうすればいいか、という問題に対して、ホーキンズ博士は次のように説明しています。
「失敗の恐怖は、本人が結果でなく意志と努力に対して責任を負うことを認識することによって減少する。結果は多種多様な非個人的外的要因・要素に左右される。」
気をつけていただきたいのは、意志なき努力はコンパスを持たずに海に出るようなものだということです。
努力の方向性を定義しておかなければ、道を間違えるし、結果も思ったものとは違うものになるのは目に見えています。
本日の参考文献はこちら。

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