意識レベル250というと印象としては「ちょっと意識レベル低め」にも思われるかもしれませんが、実際にはネガティブ性からかなり距離を置いた状態になっています。
ただし、スピリチュアルな教え(人生の指針、にも当てはまること)がこのレベルであれば、取り入れる価値はありません。
中立を論じるとき、数日前までご紹介していた「勇気」と比較してみるとわかりやすそうです。
ホーキンズ博士の著書「Transcending the Levels of Consciousness」では、実際に、勇気と中立のレベルを対比させて論じています。
<勇気のレベルの場合は>
- 勇気には抵抗を克服するパワーがある。
- 勇気には挑戦に向き合うパワーがある。
- 勇気には、抵抗を克服し挑戦することを、不屈の精神と決意でやり抜き、決断、実現能力、そしてそれらを動機づけるパワーがある。
- 勇気のレベルにある場合、努力と「やり抜く決意」を必要とする問題や困難が未だに目の前にある状態である。(自ら問題や困難を未だに呼び寄せている状態、と言ってもいいかも)
- 問題や困難が目の前にあるので、勇気のレベルにあってもまだ勇気が必要な状態である。(気をつけないとすぐ落っこちるぞということ)
- 勇気のレベルはポジティブの領域にあるとはいえ、まだネガティブ性が残留している状態である。
- 勇気のレベルにおいては未だに不快感/気難しさ/不確実性/不安など扱いが難しい感情の発生を予想しうる。
<中立のレベルの場合は>
- 中立のレベルにおいては、疑念/不安/不安等、勇気の障害となる扱いが難しい感情 の影響を受けにくくなる。
- 中立においては、「己の道」などといったナルシシズム的目標に興味がなくなる。
- 中立においては、利己的な行動とそれに伴う利益、他人を支配すること、利益を得ることには興味がない。
- 中立のレベルにおいては、「自らを宣伝する」のではなく「惹きつける」ことで必要なもの等を得る。
- 中立のレベルにおいては、ネガティブ性においてよく取られていた「魅力・重要性を引き継ぐ、あるいは賞賛する」ことに興味がない。
- 中立においては偽の謙虚さがなくなる。つまり、取り入るため当初わざと謙虚なふりをし、あとで尊大になるということがない。
- 中立のレベルにおいては説得・強制・脅迫・脅威に関心がない。
- 中立のレベルにおいては、平穏や平和が好まれる。
本日の参考文献はこちら。

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