人間としてこの世に生きている以上、絶対にやってはいけないこと…は実はない、と言っても過言ではないのですが、もし一つあげるとしたら、「ネガティブなものに自分のエネルギーを使うな」ということでしょうか。
ネガティブ性の具体的な内容とは、ここで言えば、疑念、不信感、抵抗、皮肉、その他意識レベル200未満のあらゆるレベルに付随する感情のことです。
これらを押さえ込み、なかったことにし、あるいは自分の中で焚きつけるのはエネルギーの無駄遣いだ、とホーキンズ博士は指摘しています。
これらネガティブ性を放棄せよ、という話は、その手法も含めてすでにこのブログで何度も紹介した通りです。
さて、これらネガティブ性を放棄することで自分は一体どうなるのかという話ですが、ネガティブ性の処理(?)の為に使われていたエネルギーが本来の「生きる」ことへ使われることになりますので、物質世界上でうまくやっていくために必要な労力が少なくて済みます。
特に、意志 のレベルにおいては、自分の人生をより肯定的に見るようになりますので、さらに自分の人生を楽しむことができるようになるというのがホーキンズ博士の話です。
また、意志のレベルでは、他人のニーズを満たすための活力を与えることもできます。
(ボランティアに特に力を注ぐようになるのもこのレベルの特徴だ、というのが博士の話です)
要は、ネガティブ性を抱き続けるということは、それだけでエネルギーの無駄遣いをしているということになるわけです。
ネガティブエネルギーは非個人的なものですので、ネガティブ性を出し続けてそのことを反省も内観もしない輩からは距離を置かなければならないということになります。
その相手がたとえ家族や恋人であろうと、です。
「母親はネガティブ性満載で自分も一緒にいるとすごく疲れるけど一緒にいたいから母親に変わって欲しい」と考えて働きかけることは無意味ですし霊的真実にも反していますので、まずは自分が手放しを実践することです。
ここでの手放しとは、「母親と一緒にいること」へのこだわりを手放すということになります。
本日の参考文献はこちら。

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