デヴィッド・ホーキンズ博士の教え紹介(一部)のブログ

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ノー・マインドの道 その5 2021/2/26

エゴの持続性、そして支配する能力のベースとなるものというのは、すべての主観的経験に対して著作権を主張する(=つまり経験したことに対して「自分がそれを作り出し経験したのだ」と主張すること)ことにある。「私は思った」という言葉が、人間の人生の全側面において想像しうる原因に対し、きわめて素早く差し挟まれる。これは、思考の流れの根源において瞑想中に注意を本当に集中させない限り、(このメカニズムを)探索するのは困難を極める。

現象が発生した瞬間と、エゴがその著作権を主張するまでの時間は、わずか1万分の1秒である。ひとたびこの隙間が発見されたならば、エゴはその支配力を失う。人は現象の目撃者であり現象を引き起こした原因でもなければ行為者でもないことは明らかである。したがって、小さな自己は、経験者あるいは証人、というよりは、目撃される側と同一化されるようになる…要約すると、エゴは、虚栄心と恐怖を伴った立ち位置を編集したものだといえる。これは、エゴの伝播を弱体化する根本的な謙虚さによってキャンセルされる。

 


 

精神のコンテントによる支配をキャンセルするには、思考が個人的なものだという幻想を取り除くことが必要である。そしてまた、思考が価値あるものだという幻想をも取り除くことが必要である。はたまた、思考が個人に所属し、あるいは個人に起源を有するという幻想も取り除くことが必要である。身体のように、マインドとその内容物(コンテント)は実際には世界の制作物なのである。

 

 

 

 (書籍版「Dissolving the Ego, Realizing the Self」David R. Hawkins, M.D., Ph.D. 59~60頁)

 

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